ハマナスの主
『ハマナスはほんとに良い匂いだなぁ~。』
『ぼくも好きだよ、この匂い。』
『はるくんもか。蜂はもっと好きなんだぞ。ほらっ、今、蜂が花粉まみれになって喜んでるだろ。』
『喜んでるってゆーか、花粉を集めに来てるだけなんじゃないの?』
『そうかもしれないけどさ、喜んでるって思ったほうが楽しいじゃん。』
『そうかなぁ。』
『そうなの!』
グェッ、グェッ。グェッ、グェッ。グェッ、グェッ、グェッ。
『あっ、カエルだっ。どこだ、どこだ。パパも探してよ。』
『この辺から声がしたぞ。』
『いたっ! アマガエルだ。のど膨らましてるよ。』
『ほんとだ。』
『このカエル、太ってるねー。』
『ハマナスにたかったアブラムシを食べてるんじゃないかな。』
『じゃあ、役に立つカエルだね。』
『この前もこの辺にいたし、ここが気に入ってるんじゃないかな。せっかくだから名前をつけてあげたら。』
『いいよ。何がいいかなぁ。・・・・・。』
『ゲッ、ゲッ、ゲッ、ゲッ、ゲッのゲー♪』
『ゲゲゲの鬼太郎? じゃあ、鬼太郎でいいや。』
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