パパのシカゴレポート5
今日は思いっきりアメリカンな植栽を紹介したい。
『ヒマだ。』
『暇じゃない。』
トウゴマとも言われるヒマだ。どことなくヤツデに似ているように見えないこともない。日本人である僕的には花壇には絶対に植えたくない植物なのだが、海外ではOKだ。
ヒマの株元に咲いているクリーム色の八重咲きの花はダチュラ。
『ヒマだっちゅうら?』
『暇じゃないっちゅうのっ。』
不意に笑いのツボを突かれてしまった僕は、笑いをかみ殺すのにとても苦労した。この時にもし誰かに顔を見られていたら、きっとちょっと頭のおかしい野郎だと思われたに違いない。
ここではさすがのクレオメも主役をヒマに譲るしかない。
『くれっ!おめー。ヒマだっちゅうら?』
『もう、いいっちゅうのっ!』
こちらは当たり前といえば当たり前の植栽だ。僕が気分的にアメリカンと感じてしまっただけだ。だからこちらは、なんとなくアメリカン。
手前の左から、サーモンのキンギョソウ、白のニチニチソウ、黄色のランタナ、赤紫のペチュニア。中段は、空色のアゲラタム、黄葉はコリウス、白のクレオメ、ピンクのクレオメと続く。中心のノッポ達は、バーベナ・リギダ、カンナ、紫の葉はまだ咲いていないが、恐らく赤のロべりア・スペシオサだ。
ヘメロカリス。1日花なので英名はデイリリー。ご存知、日本に自生するニッコウキスゲやノカンゾウが太平洋を渡り、和風を捨ててメジャーとなった。まさにアメリカンドリームを成し遂げた植物。ヒトである日本人が、アメリカでヘメロカリスほどの成功を成し得た例を僕は知らない。
日本では、あの白くて不気味なアブラムシが蕾にどっちゃり着くのがどーもいただけない。ヘメロカリスが凱旋帰国して、アメリカと同じ成功を掴むにはまだ年月が必要だろう。
ちなみに僕が一番好きな野生種はヘメロカリス・シトリナ・ベスペルティナ。そうユウスゲだ。夕闇迫る頃にポッカリと咲く清清しい黄色の花、爽やかな香り。凛としたそのたたずまい。高原の匂いとともに、楽しかった大学時代の記憶を呼び覚ましてくれるからだ。
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